■ ご臨終の場の違いとその後のご対応
病 院 |
8割以上の方が、病床にてお亡くなりになります。24時間以上医師が経過を診ていた場合は、担当医師が死亡診断をできます。
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自宅 |
自宅療養をされていた方などが該当します。
掛かり付けの医師もしくは所轄警察署(変死扱い)に届け
監察医(都内の場合監察医務院、他嘱託監察医)による死亡診断を依頼します。
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その他 |
無条件に、所轄警察署による検視・検案を、その後に監察医(都内の場合監察医務院、他嘱託監察医)による死亡診断を受けていただきます。 |
■ 解剖の種類
行政解剖・司法解剖ともに解剖後の遺体は納棺した状態で遺族に引き渡されますので、早急に棺が必要になり、警察指定業者を斡旋されます。
病理解剖 |
病院から医学研究の見地から解剖を勧められることがあります。これは「病理解剖」とよばれ、遺族の同意が必要とされています |
行政解剖 |
検視等しても死因が明らかでない場合に行う解剖が「行政解剖」です。 |
司法解剖 |
犯罪のおそれがある場合に行う解剖が「司法解剖」です。 |
■ 臓器移植・献体
臓器移植 |
臓器移植の同意を本人がしている場合には、できるだけ早く、医師や申し込み先の大学病院等に連絡して打ち合わせをします。 |
献体 |
献体の場合は通常遺骨になっての返還で、1〜2年後戻ってきます。通夜・葬儀を済ませてから献体先の大学病院・団体へ出棺する形を取るケースが多いです。 |
■ 葬祭ディレクターとは
全葬連が中心となって、葬祭業界で働く人の技能、社会的地位の向上を目指して平成8年3月に設けられたのが「葬祭ディレクター技能審査」(厚生労働省認定)で、葬祭業界において必要な知識と技能レベルを審査し証明する制度です。
■ 搬送先の注意
病院でお亡くなり火葬場霊安室へ直行の場合はこのままですが、一旦ご自宅へ若しくは火葬場以外の霊安室への安置の場合、再度搬送料金(15,750円)がかかります。
自 宅 |
一番望ましいのはやはり住み慣れた自宅が宜しいかと思います。自宅で葬儀をする、しないにかかわらず、親戚やご近所の皆様が弔問にお見えになるには自宅が一番です。
あらかじめご確認いただく点:
●一軒家の場合、2Mの長さで搬送可能か
●マンションの場合、エレベーターランクルームの有無
●マンションの場合、階段を2Mの長さで切り返し可能か |
安置所 |
自宅にどうしても搬送できない、ずっと付き添える方がいないという方は、火葬場の霊安室等の遺体を安置できる場所へ通夜葬儀の当日まで安置いたします。
※ 安置所へ御安置の場合は必ず柩が必要になります |
■ 搬送用防水シーツ(3,000円)について
搬送時は何度も御遺体を動かしますので、丁寧に搬送できるよう、防水シーツの使用を推奨いたします。
■ 枕飾り費用(12,600円)について
御遺体をご自宅にて安置する場合必要になります。北枕(西枕)で御遺体を安置して、お線香を上げられる準備を致します。三具足(香炉・蜀台・花瓶)・枕屏風・一膳飯・団子などを準備致します。枕花の花瓶には1・3・5本の季節の花を供えます。枕経等に備えて仏具(焼香器・杢魚・杢鉦等)の準備も整えます。キリスト教・無宗教・神道・の場合は宗派に準じて準備いたします。
※ 故人が生前使用していた寝具などをご用意(当社での貸出有り)いただきます。
※ 夏は冷房、冬は暖房をお切り頂きます。
■ お打ち合わせの内容
行政解剖・司法解剖ともに解剖後の遺体は納棺した状態で遺族に引き渡されますので、早急に棺が必要になり、警察指定業者を斡旋されます。
規 模 |
最近では故人の希望から、家族葬等・密葬に近い形で小規模に葬儀を行う
ケースが多くなりました。
しかし、一長一短ございます。対外的にお知らせしなかった理由を咎められたり、縁故のある方が葬儀後に際限なく自宅へ弔問に見える事もしばしばです。
費用も、変動費用以外は中規模の葬儀と同様にかかります。対外的に多くの皆様に来ていただいた方が、お香典収入も増えますので、実際の持ち出し額は少なくて済むケースもございます。
以上の点をご確認の上、小規模で葬儀の必要性を、今一度検討された上でご決定ください。
会葬いただく人数(親族・一般)によっても式場の規模が全く違ってきます。葬儀費用も比例して経費がかかります。変動費用算出の為必ず必要なデータになります。
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通 夜 |
葬儀・告別式 |
火葬場同行 |
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親 族 |
○○名 |
○○名 |
○○名 |
一 般 |
○○名 |
○○名 |
○○名 |
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場 所 |
規模の次に場所が重要になります。
会葬規模(収容人数・広さ)に比例して、祭壇の大きさ・供花の収容数・設備費用等が増減します。
しかし、まずは会葬者(親族・一般)の皆様の交通のアクセスを最優先にお考えいただく事をお薦めいたします。
● 駅から徒歩何分かかるのか
● 駐車場の有無
●
宿泊施設は近辺にあるか
また、親族・一般会葬どちらのアクセスを軸にするかによって式場候補は全く異なります。自宅から遠く離れるケースもございます。式場によって設備(受付テント設備・照明外装・冷暖房設備・式場内装飾・庭装飾
・看板・案内看板等)が全く違いますので、かかる経費も全く違ってきます。
慎重に選ぶポイントになります。
火葬場併設 |
最近では火葬場併設斎場が人気があります。移動時間の短縮&経費削減ができるためです。通常は式場から火葬場まで移動する際に霊柩車・ハイヤー・マイクロバス等に乗り合わせて、火葬場の往復をします。移動の所要時間は状況に依って変わりますが、2〜3時間掛かります。 |
公営式場 |
公営の式場がコストパフォーマンスは一番良いですが、不便な場所であったり、設備が良くなかったり等、メリット・デメリットがございます。 |
寺院斎場 |
宗教法人の寺院か経営する貸式場です。宗派・宗教などにほぼ制限は無く、殆どの方にご利用いただけますが式場費用は高額です。キリスト教・神道・無宗教の方には向きません。 |
寺院本堂 |
菩提寺としてのお付き合いがなければ、使用は不可能です。また、寺院の指定業者がございますので、葬儀社の選択の余地はありません。費用は御想像にお任せ致します。 |
教会等 |
洗礼を受けて、お付き合いが無ければ殆ど無理です(特にカトリック)。また、協会の指定業者がおりますので、葬儀社の選択の余地はございません。 |
ご自宅 |
現在自宅での葬儀はまれです。長年住み慣れた場所・部屋から出棺したいといった故人のご遺志がある場合、または弔問される近所の方が皆高齢だからといった場合、お薦めいたします。短所もございますが、自宅から出棺できるのは幸せなことです。 |
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■ 当日までのご遺体のケアについて
毎日弊社担当者が、責任を持ってドライアイスの処置を致します。
基本的には早目に納棺される事をお勧めいたします。柩に納棺することにより密閉率を高め、ドライアイスの保冷能力を上げられるからです。自宅安置は夏場で最大5日間、冬場7日間。遺体安置所の冷蔵室を併用して2〜3日延ばせる程度です。それ以上の場合はエンバーミング(有料)を処置いたします。必要な場合は、信頼おける技術と設備を備えた提携先がございますので、担当者に御相談ください。
※ 夏、冬共に御遺体の状況により、上記日数と相違がございます。
※ エンバーミングは多々問題が残されており、訴訟問題になるケースもございますので弊社ではお勧めしておりません。
■ 末期の水について
昔から死に水を取るという言葉がございますが、臨終間際は非常に喉が渇くと言われております。ご臨終に立ち会うことができなかった親類のために、再度納棺前
、お一人ずつ水を含んだ真綿で口元を濡らしていただきます。
※ 弊社でお取り扱いする全ての御柩の料金には、柩本体・内装・布団・納棺付帯用品(白装束、旅支度セット)一式・納棺人件費・末期の水儀式・略式湯灌・旅支度・奉仕料全て含んでおります。
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■ 古式湯灌について
略式の古式湯灌です。逆さ水を作ってお体の肌の出ている所を皆様に清拭していただきます。通常はお湯に水を入れてぬるま湯を作りますが、逆さ水とは、桶に水を張りお湯を入れてぬるま湯にしたものです。諸説ありますが、一般的には故人が亡くなってご家族が気を動転したため始まったものとされております。
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正式な湯灌は有料になりますので、担当者に御相談ください。
※ 弊社でお取り扱いする全ての御柩の料金には、柩本体・内装・布団・納棺付帯用品(白装束、旅支度セット)一式・納棺人件費・末期の水儀式・略式湯灌・旅支度・奉仕料全て含んでおります。
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■ 旅支度について
宗教・宗派によっては無い場合もございます。
故人が新しい世界へ旅立つ準備を御家族の皆様の手で行ないます。当社では
死に装束(帷子・三角巾・手甲・脚絆・白足袋・藁草履・杖・六文銭等)セットをご用意しております。
※ 弊社でお取り扱いする全ての御柩の料金には、柩本体・内装・布団・納棺付帯用品(白装束、旅支度セット)一式・納棺人件費・末期の水儀式・略式湯灌・旅支度・奉仕料全て含んでおります。
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■ 通夜の最近の傾向
本来通夜とは近親者のみで夜を通して、想いを寄せて過ごす時間でしたが、時代の流れと
共に通夜へ会葬する方が実に全体の2/3を占めるようになりました。本来は一般の方は告別式
に参加するのが定義でした。仕事帰りに寄りやすく、昼間はお仕事があるので、このような現象
がおきております。
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