
式場視察で台東区を訪れました。
車で走っているだけでもかなりの数のお寺があるこの区域。
ちなみに今、東京国立博物館で阿修羅展を行っている為、平日にもかかわらず人は多い。
正直、小学生以来、台東区へ足を踏み入れることはなかった私ではありますが、
本当に文化の多い場所なのだと、改めて無知な自分を恥じるべきだと痛感しました。
『寛永寺』
言わずと知れた有名なお寺です。
某テレビ局で大人気な大河ドラマ「篤姫」や日本橋の橋の文字を書いた「徳川慶喜」もここに眠っています。
徳川家には3つの菩提寺があります。
日光東照宮・港区芝の増上寺・そしてここ寛永寺です。
※菩提寺とは
檀越(だんおつ)が帰依(きえ)して位牌(いはい)を安んじ、祖先の遺骨を葬り、その菩提を弔う寺院をいう。菩提所、菩提院、香華(こうげ)院、檀那(だんな)寺ともいい、古くは氏寺(うじでら)、墳寺(ふんじ)とも称した。現今では葬式を営み、法事などを依頼する所属の寺院をこのように呼称する
※百科事典より引用
隣接する谷中霊園に眠る最後の将軍徳川慶喜は、遺言により神式で葬儀を行ったそうです。
そのため、お墓の形も通常の墓石ではなく、「上円下方墳」という陵形になっています。
ちなみに「篤姫」のお墓は非公開の為、残念ながらお参りはできません。
通常、式場視察で回っても、そのお寺に関わりのある方以外にお会いすることはあまりないのですが、
やはり大きなお寺ともなると、普通に散策にいらしている方が多いのが印象に残りました。
プチ京都な気分です。
境内でお寺のスケッチをしている方もいるし、写真を撮っている方も大勢います。
谷中霊園の管理事務所に行くと、著名人のお墓マップをもらえるそうです。
何だか不思議な感覚にもなりますが・・・。
春は桜の名所とも言われています。
こんな散策もたまにはいいのかもしれません。